| 社長のつぶやき |
| Vol11.人生には降りられない舞台がある・・。思いが重なる時。 |
人生には、一生に一度決断しなければならない時がある。
家族のため、自分のために「いい家が欲しい」と思う時・・・。
「フラガール」という映画の予告編を見て思いが重なりました。
「人生には降りられない舞台がある・・・まちのため、家族のため、友のため、そして自分の人生のために・・・」
成田の住宅展示場に家族と行って、我が子が化学物質過敏症とわかったときに改めて問いかけた自分の存在価値。
女の子ですから、いつかはお嫁に行くでしょう。近くに嫁いでくれれば私が家を建ててあげることも出来る。しかし、そんなに上手い縁があるのだろうか?ずっとずっと遠いところにお嫁に行ってしまうかもしれない。
今の時代、家を建てようとした場合、地元の大工さんや工務店の知り合いが無ければ通常一般的にはチラシを見たりハウスメーカーの住宅展示場に行って、メーカーハウスを建てる人が大多数だろう。それが今の日本の住宅事情の常識となっている。
しかし、私の娘はその常識となっているハウスメーカーの建てる家には住めない。
30分と室内にいられないのだ。
いくら大臣認定の低ホルムFco建材、体に害がありませんと謳っている建材でも、ほんの微量であるが人体に有害な成分を揮発させている。
私の子供達は生まれてから建材でつくられた家に住んだことはない。
床も壁も天井も、およそ家の材料はすべて本物の自然素材と最近もてはやされているもの、つまり、昔からの材料で、つくり方でつくっている。
娘が生まれたときに住んだ家は大正9年に建てられた古い家、リフォームして住んでいた。
新しい家が建ち、その家を出るときにこの娘が書いたのが、私のホームページの「写真で見る杉の家」の12ページ目に隠しアイテムのように掲載している「古い家への手紙」だ。
私が書かせたものではない。6歳の娘がコソコソと引越しの時に一人で書いていたものだ。去るときに神棚に備えてきた。
風が吹くと埃が舞い、冬になると家の中で息が白くなり「ゴジラ」ごっこをし遊んでいた。
コタツに皆でくるまってテレビを見ていた。
よく自分のひざにちょこんと座っていたものだ。
夏になればサッシを全開にして扇風機が大活躍、クーラーもあったが隙間が多いのであまり効かない。庭に大きなビニールのプールを出し、縁側で水遊びする子供達を見ながら良く昼寝をしたものだ。
家内は傍らで自分の背丈よりも大きく育った向日葵の写真をよく撮っていた。
今の時代の当たり前のハウスメーカーの家は、この大正9年に建てられた家よりも私の家族には価値が無い。
どんなに綺麗でも、大きくても、格好良くても・・価値が無いのだ。住めないから・・・。
家を建てるという仕事をしている今の自分がいて、自分の娘に安心して住める家を建てて上げられるか、心配している・・・。
このやり場のない悔しさは、いつまでも忘れることは出来ません。
「人生には降りられない舞台がある・・・」この言葉は、その当時の私の思い、自分にはやらなければならないことがあるという使命感を思い出させました。
たとえそれが時代に、世間に受け入れられなくても、昔のように誰もが健康に暮らせる家づくりを低唱したい。同じような思いの人はきっとたくさんいるはずだと。
しかし、建材で簡単に作られた今の家に比べれば、とても高価な家になるだろう。
所詮、全国展開は無理。私は大きく仕事をする気はない。家族が食べられるだけの仕事があればいいので少ない仕事でも建てたい家を、建てたいと思うお客様のためにつくってゆきたい。
しかし、せめて自分の住むまちの人たちには、家が化学建材や薬品を使わなくても木と自然素材だけで作ることが出来ることを知って欲しい。
誰もが安心して住める健康な家を作りたい。生きている「木の家」を作りたい。
そんな思いの一心でモデルハウス(コンセプトハウス)をつくりました。もう4年前のことです。
新しくて綺麗で格好よく広く安く早く・・それだけの家だったら作りたくない。
集成材、合板&ビニールクロス、新建材、大壁和室標準の家作りは言語道断、私は、耐震性、耐久性、断熱、結露など構造に妥協しない、地元で生まれ育った杉の木をいっぱい使った木の香る家、「自分だけは」「ここだけは」というこだわりを持った家、一生に一度の、又は最後の家だから、長年の夢だった・・そんな思いの詰まった家を作りたいのです。
最近特に多くなってきた「木の家」を宣伝する自然派健康住宅の殆どは安価で粗雑な輸入材の赤松(パイン)材を多用した見た目優先、イメージ優先の木の家ばかり。
木がわかる人には一目瞭然だと思いますが、当社の「木の家」は老舗材木店の暖簾をかけて選び抜いた国産の良材を厳選した本物だけが持つ質感を備えた重量感と存在感のある家です。
細部までこだわりを追求した家づくり。
昔ながらの職人が貴方の家をコツコツと手作りで作り上げます。
自然の木を生かした和風モダンの極み。
引越しが終わって最初の夜、「ああ、やったな。満足のゆく家ができた。俺ってすごい」そんな自分にご褒美が欲しい。家作りってそんなものだと思います。
一度私の作る家を見に来ませんか?
価値観の合う人といい家が作りたいと常々思っています。
本物の木の家が欲しいなら、是非一度当社のモデルハウスをご覧下さい。
有限会社桶市ハウジング 代表取締役 小長谷直弘
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