社長のつぶやき
Vol8.こんな時代だからこそ・・・・。

平成15年12月

 今年もたくさんのお客様に支えられ、無事年を越すことが出来そうです。ご愛顧いただきましたお客様には深く感謝申し上げます。当社も親会社である「桶市 小長谷材木店」より建築・不動産部門として独立して早8年が経ちました。その間、この住宅業界については度重なる法改正はもちろんのこと、世間の常識や住宅の基本性能、業者のモラル等、さまざまな価値観がめまぐるしく変ってきた期間でもありました。

当初私が材木店という枠からはみ出して自ら住宅建築を営業し、設計し、施工するという側についたきっかけはいろいろとありましたが、当時私が家を建てようと思ったときに近くの地元の業者さんで、どこに仕事を頼もうかと客観的に考えたとき、なんとなく顔の見える業者さんがいなかったこと、また、バリアフリー・高断熱などの当時見え始めた住宅のつくりに対応できる業者さんがいるか?という疑問・心配が感じられました。
 
 もちろん探せばいたのでしょうが、当時は地元の造り手については縁故関係や知り合いの紹介でもない限り気軽に相談にのって頂く事は大それたことでしたし、チラシを入れる地元の業者さんもなければ、現在はあたり前に使っているインターネットという媒体もありませんでした。

それに対し、ハウスメーカーの家は仕上がりはトータルコーディネートされた綺麗な仕上がりでカタログ性能も抜群で、信用度も申し分ない、なおかつ、全く他人の自分が行ってもちゃんと話を聞いてくれそうだし、住宅展示場に行けば向こうからお伺いに来てくれる、図面も見積もりもサッと無料でやってくれる、こんなに敷居の低い、とっつきやすそうな業者があればそちらに行きたくなるのも当然。これが普通の人が家を建てようと思ったときに誰もが思った気持ちだったのではないでしょうか?

実は私は某有名ハウスメーカーの家を営業していた経験があります。確かに営業のマニュアル、システム、営業ツール等しっかりしています。しかし、そこには家を「売る」という、いわば商品としての「家」があり、家を「建てる」という価値観は感じられませんでした。また、現場で実際に起こっている様々な問題や、追加工事が発生した際の見積が適正かどうか、全く知らされていませんでした。自分で家業である材木店の仕事につき、しばらく家が注文されて建って行く過程を見据えていて、住宅メーカーの常識と、なんともいえないギャップを強く感じずにはいられませんでした。

家というものは、私が思うに商品ではないと思うのです。家を売るという感覚で住宅の仕事をしている人も数多く、自分も住宅メーカーの営業をしていた頃に大変矛盾を感じていたことが多かったのです。自分の実家が材木屋ということもあり、木造建築というものは比較的近いものに感じていたのですが、私が家に帰ってきて、工務店や建設会社、メーカーに営業を始めたとき、時はバブルで、誰も家の本質や、構造などにこだわる者はなく、私がこれからはこういう時代になる、もっと勉強して良い家を造って欲しいと言っても、聞いてもらえる造り手は少なく、今では当たり前のバリアフリーや高断熱という時代の要求にさえも見向きもされませんでした。

 殆どの造り手が、「構造や材料などお客様にはわかるまい、そんなものに金を使うなら豪華なキッチンや風呂にテレビでもつけてやった方がずっと喜ぶ」と言い返されてしまう時代があったのです。今のローコスト系メーカー住宅と同じです。

バリアフリーや高耐久、高断熱、高気密等、それがもうセールストークにならないので、今度はオマケに頼る。エアコンをつけます、カーテンをつけます、はたまたテレビやプレステやビデオまで・・。そんな家を建てる人は、家が欲しいのか、オマケが欲しいのか?自分には見当もつきません。そんなサービス?でお客様をつり、家を売るならば、家こそがオマケなのでしょう。

 家は建てて終わりではありません。むしろ建ってからが本当の意味での力の発揮どころなのです。ここ数年台風・強風による被害も多く出ています。その時にどういう対応が出来るか?困っているお施主様をどうやっていち早く助けることが出来るか、幸い当社の協力業者の皆さんは気持ちもよく、今までは考えられなかったような雨樋の清掃、電球の交換など細かなことまで対応してくれています。しかも何処よりも早く丁寧に。皆地元の職人さんたちです。感謝、感謝です。

ハウスメーカーのように敷居が低く、設計や見積も気軽に相談できる、頼める、そしてどんな間取りでもデザインでも細かな注文に応じられる、格好良い家が創れる、基本的な家の構造も性能もはるかに凌ぐ、こんな造り手がすぐ近くにいたら、気軽に相談できそうだったら、チョッと話しくらい聞いてもいかな?と思う人は多いと思います。地元にそういうお店がないのならば、自分がやろう、それが桶市ハウジングの成り立ちです。大きなエリアでは無理ですが、少なくても佐原市近郊については、広く一般に純粋に良い家を供給できる造り手は必要で、ないならば自分がなろうと思っただけなのです。

 おかげさまで、最初の頃は見えない部分にお金をかける家造りは、同業者にバカにされました。儲からないだろうと。しかし、現在佐原市ではずいぶん仕事をさせていただきました。今の時代の家作りは既に基礎の構造がどうとか、木材の性質がどうとか、そういうことは良くてあたり前です。私のつくる家は、チョッといい家です。

 何が良いかというと、たくさんあります。いろいろな工法も特許技術も持っています。しかし、本質は木造住宅というものは木が良くなくてはいけない、あたり前のことですが出来ていないのが多いのが今の流通システムなのです。ファックス
1枚で木材が発注され、上棟の日に初めてその家の材料にお目にかかる。これが今主流のプレカット加工の木材流通なのです。そこに木に対するこだわりや良い材料を吟味しようとする意思が見受けられるはずがありません。

 当社は柱材に自然乾燥材を使用します。全てムク材の年配のいった良材です。集成材は使いません。嫌いだから。
1年に使う見込みの柱材を予め寒中にそろえて天日干しし出荷を待ちます。その日がきたら11本その柱が家のどこに使われるのが適当か手間をかけて吟味します。昔はみんなやっていたことなんですが・・・。

現在私が目指している家作りの本質は、やはり昔と変らず「丈夫で長持ち、住んでよい家、あきない家」です。一言で言うと簡単ですが、それに対する取り組みのレベルが違っています。ベタ基礎、オール4寸土台・4寸柱、バリアフリー、高気密高断熱、24時間換気・・・、そんなことではありません。住宅に求める性能、それは住んで体に優しいこと、体が楽な家を創りたい、また、今の住宅の最大の弱点である結露について徹底的に解決したい、これが大きな課題でした。幸い、様々な試行錯誤の結果、このような全ての条件をクリアーした家作りをすることが近年実現しています。

家を建てようと思うとき、あなたは何を求めますか?新しければ良いですか?綺麗ならば良いですか?安ければ良いですか?

こんな時代だからこそ、一生に一度の、又は最後の家作りに、最高の住み心地を求めてみませんか?家中の温度差が少なく、アレルギーにも強い自然素材をたっぷり使い、夏は爽やかで、冬は暖かで・・・。視覚的にも専属デザイナーと組んだ家作りも試みており、和風モダンを基調とした癒しの空間作りに力を注いでおります。

現在数多くのOB施主様より、「この家にして良かった」というお言葉を頂いております。何が良かったか?その辺は分かりませんが、とにかく「体が楽、空気がきれい」なんだそうです。私は現在そんな家を作っています。

最近「感動」したことがありますか?

人は、自分の想像を超えたものを見たり聞いたりすると、身がすくんで言葉が出なくなってしまいます。時には涙を流してしまう事だって・・・。ものを創る側にいる人間は、いつもそんなものを創りたいと腕を磨いてチャンスを待っています。

私は「家」を創っています。そして住む人が「感動」するような家を創りたいといつも思っています。住む人の喜ぶ顔が見たいから、「この家にして良かった」その言葉がうれしいから・・・。

どうぞ、今家作りをお考えのお客様、一度私と会って話してみませんか?私は良い事も悪いことも知っている範囲で全て正直にお答えいたします。全て完璧で良いものはありません。本当に安くて良いものもありません。でも、きっと自分で納得できるものがあるはずです。漠然と家作りを進めるのではなく、納得の行くまで話し合い、疑問を持って「一生に一度の、最後の大仕事」をしてみませんか?小手先のイメージやデザインに惑わされることのないよう、自分をしっかり持って個性豊かな自分だけのオリジナルの家作りをしてみませんか?10年先、20年先を見据えた家作りをご提案させていただきます。

「生涯設計・良家主義」当社の家作りのモットーです。見積・設計・相談すべて無料、土地の購入から住宅ローンの手続きまで全てお任せ下さい。お電話1本即参上、メールによる相談もお気軽にどうぞ。来年もよろしくお願いします。

有限会社 桶市ハウジング
代表取締役 小長谷 直弘